• マイルズ・モーズリ
by theStarM posted Mar 11th 2012 at 5:34pmマイルズ・モーズリ
アップライトベース奏者であると同時にボーカル、プロデューサー、作曲、そして編曲をこなすマイルズ・モーズリ。
かつてロサンゼルス・タイムズ紙のジャズ評論家ドン・ヘックマンにより「優れた技能を持つ巨匠」と評価された彼は、その10代においてロサンゼルス・ミュージック・センターで注目のイベントで優勝し、1996年度全米グラミー・ハイスクール・ジャズバンド&クワイアーのベース奏者として選ばれた経験を持つ。その後、ロサンゼルスのコルバーン音楽大学にてクラシックの教育を受けるとともに、ジャズ・ベースの巨匠であるジョン・クレイトンやレイ・ブラウン、アル・マッキボンに師事し、UCLAから音楽の学士号を得た。その後、モーズリはすでに音楽レパートリーの幅を広げ、ベースと多様な楽器をマスターし、ロック、ポップ、ファンク、R&Bをジャズと巧みにミックスしている。
彼のアップライトベースを表現するとしたら、アップライトベース以外の楽器と類似点を示すしかない。ジミーヘンドリックスが21世紀にアップライトベースを演奏している姿を想像してみてほしい。モーズリは楽器を巧みに扱うことで、その特殊な腕前と音響効果、さらに大胆不敵な器用さをうまく組み合わせ、彼が操る楽器に独特のサウンドを与えている。雑誌「ベース・プレイヤー」による特集に加え、最近ではブラストカルト社の「マイルズ・モーズリ」ラインアップライトベース商品の協同デザインにも着手している。
近年は忙しいキャリアに追われているモーズリ。個人としてリリースした2枚のCDは高く評価されており、また演奏者として数多くのTVショーやビデオクリップに出演している。スタジオでの録音作業では、インディア・アリー、クリスティーナ・アギレラ、ジェーソン・ムラーズ、クリス・コーネル、アンジド・セブンフォールドなどのアーティストとコラボレーションを行っている。さらに、俳優テレンス・ハワードのデビューCD「シャイン・スルー・イット」のプロデューサー・作曲・編曲を共同担当し、曲が見事ビルボード(R&B/ヒップホップ)で第6位、ビルボード200においては第31位にランクインした。世界各地においてローリン・ヒルやモス・デフ、ハービー・ハンコックらとのツアーを共にし、2007年のグラミー賞においては、ナールズ・バークレー・オーケストラとしてのTV出演とともに、ジェフ・ベックと、グリーク・シアターにて出演も果たした。ロックバンドコーンのボーカル、ジョナサン・デイヴィスとともに欧州ツアーに参加したことをきっかけに、バンドの前座に加えてデイヴィスが結成したソロ・バンドのベース奏者として引き抜かれる結果となった。現在では、来春に向けたデイヴィスのソロ・デビューとなるCDの共同作曲とレコーディングを手がけている。
演奏活動に加えて、作曲家としても映画やドキュメンタリー、あるいはTVの楽譜作成を積極的に行っている。最近手がけた作品は、ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズの映画「マペット」
(2011)のトレイラーに使われており、ユーチューブですでに160万件以上の閲覧を得ているだけでなく、MTVにおいて2011年の映画トレイラーのトップ20として評価されている。また、2012年1月に行われたNAMM開催のBass Bashにて、「ベスト・イン・ショー」賞を授与されている。
現在は、ハリウッドにあるピアノ・バーにて、専属ミュージシャンとして週に2回演奏している。優れたバンド「ザ・ウエストコースト・ゲット・ダウン」に支えられながら、結成2年目にして毎週700人以上のファンを引き寄せているモーリズは、まさにハリウッドで最も成功しているアーティストの一人であるといえるだろう。2012年内にリリース予定のCD「Roar」は現在レコーディングの最中であり、多くの期待が寄せられている。














